桐たんすQ&AQ&A

桐たんすは、何を基準に選んだら良いでしょうか。

いろいろな種類があり迷っています。

近年では、通信販売に掲載されている安価な量産品から、伝統工芸士が手造りで造り上げる本物の桐たんすまで、色々な製品が市場には数多く出回っています。
最終的には、何を収納したいのか、どのような使い方をなさるのかによって購入する製品が決まってくると思います。
例えば、「大切な着物がたくさんあって保管される」場合には、本格的な総桐たんすが、「着物は少ないが大切にしたい、リビングにも合うものが欲しい」場合は、しっかりした造りの桐チェストをお選びいただくとよろしいかと思います。
あとは、造りとご予算の範囲内でご検討頂ければ良いと思います。
桐たんすは長期間ご愛用いただける優れた収納です。どうぞ、「一生もの」として考えてください。

桐たんすはどこで購入すれば良いですか。

納得のいく製品を購入したいのですが、家具店に行っても桐たんすが置いてありません。

おっしゃるとおり、最近では展示のある家具販売店は少なくなっています。また、残念ながら品質・価格を含めて詳しく説明できる販売員も同様です。
結論的には、ご自分で納得のいく販売店・販売員を捜すことがおそらく一番確かでしょう。
参考までに、百貨店・家具店の和家具特選展示会や製造直売店などで、一般にいう「この店(人)なら」という確信が持てれば検討に値すると思います。

外観や大きさは、変わらないのに価格がかなり違う桐たんすは何が違うのですか。

誰しも、良い品を安く買いたいとお考えだと思います。 ただ、桐たんすに関しては、完成品の外見からは良い製品とそうでないもののを見分けにくいのが現状です。
例えば、一般に桐たんすというと全て桐の一枚板を使って職人が手造りで製作していると思いがちですが、現在では一般家具と同じように本体の芯材にベニヤ(合板)を使い、表面に桐を貼った製品が総桐たんすとして販売されていることもあります。
このような製品は桐たんす本来の特長がなく衣類がカビたり、将来のリメイク(洗い)ができない、などとご相談を受けたりしていますので、購入時には十二分に確認をすることをお勧めします。
多く見かけるのが、桐の無垢板は使用してあるのですが、機械加工で作られた量産品です。単純に無垢板を使用していれば総桐たんすには違いないという乱暴な論理で販売されており、長く使うと色々な節目で品質の違いが明らかになります。
残念ながら外観からでは一般の方では容易には見分けらせません。強いて例えれば、量産の機械で作る煎餅と手焼煎餅を食べてみるとわかる味の違いとでも言えばお分かり頂けるでしょうか。
総じて、総桐たんすに関しては、まず品質の高さを基準に選ぶことが大切だと思います。ひとつの目安として伝統証紙の貼付されている製品であること。そしてできるだけ高品質の物を選ぶこと、製品知識が豊富で相談にのってくれる販売員が在籍する販売所、製造元で購入することです。
残念ながら本当に良い桐たんすは、生産量が少ないため量販店には流通しにくいのが現状です。

納品設置までお願いできますか?

当店では、原則的に自社販売の場合は、専用車にて最大の注意を払い、桐たんす専用の養生を施した配送方法にてお届けをし、設置後にも安心してお使い頂けますように、再度、取扱いについてご説明させて頂いております。
ご遠方の場合でもご相談の上、責任を持って対応させて頂いておりますので、お気軽にお問い合せ下さい。

桐たんすの置き場所についてアドバイスをお願いします。

念願の伝統的な形の総桐たんすを予約しました。
マンションなのですが、置く位置を決めかねています。

一般的に言いますと、直射日光が当たる場所。エアコンの噴出し口の真下など、常に湿気が多い部屋などは避けて頂いたほうが賢明です。
部屋の間取り上、難しい場合には、エアコンの噴出し口の角度調整をして直接風が当たらないようにする。湿気の多い部屋は、常に換気を心掛けるということで随分傷みが防げます。
また、常に日光が当たる場合は、窓にレースのカーテン、または油単の使用をお勧めします。
特に湿気対策として下記を強くお勧めします。
①新築の場合は壁面から10cmほど離して設置する。
②たんす本体の狂いを防ぐために必ず平行に設置する。
③引き違い戸がある場合はたんすの上に重いものを置かない。

表面にカビがついてしまったらしいのですが対処法はありますか。

友人から「油単を掛けたままで納戸に置いた桐たんすの表面にカビがついてしまった」と聞きました。

常に人が出入りしない湿気の多い納戸に、油単を掛けたままの状態であったために湿気がこもり、桐たんす表面にカビという形で現れたと推察されます。
(本物の総桐たんすであれば中の衣類はまず大丈夫のはずですが、一般の量産家具の場合は、中の衣類が被害にあっているケースが多いです。)

まず、第一に部屋の換気を心がけるようにしてください。次に、油単は一時的に外すか前面だけでもまくり上げて換気してください。
表面についたカビの処理ですが、柾目に沿って一定方向に軽く拭くようにしてカビの胞子を取り払ってください。完全にはとれませんが、それ以上強くふかないでください。
ご自宅でできる対処はここまでです。
カビの程度にも依りますが、目立つ場合はご購入店または、出雲屋などの専門店にご相談ください。カビが目立たない場合は、経年変化の色変りで分からなくなる場合もありますが、最終的にリメイク(洗い)をすることになるかと思います。
実際にリメイクをなさるかどうかは、専門店との相談後、ご本人の主観でご決定ください。

桐たんすの普段の扱いと 手入れについて教えてください。

「いいものほど繊細だから扱いは慎重にね」と母から言われています。

桐たんすの場合は、手の油分等を防ぐ為にできるだけ木地(たんす本体)には触れずに、引出しは両手で常に均等の力で金具(取手)で出し入れすることを心がけ優しく取り扱ってください。
表面のホコリ等を取る場合は、きれいな乾いた綿のタオル等で柾目に沿って一定方向に軽く拭き取ります。
普段は、油単を掛けておくことをお勧めしますが、時々は必ず換気をすることを忘れないようにしてください。湿気の多いクローゼットや押入れの中に設置することは、お勧めできません。

祖母の形見のくすんだ色の古い桐たんすを、きれいにリメイクするにはどこに依頼すればよいでしょうか。

桐たんすの特長のひとつとして、リメイク(再生)が可能です。
依頼先は、桐たんすを随時取り扱っている、できれば実績のある老舗の家具販売店、製造直売店など様々ございます。依頼先によって仕事の質が随分違うことが多いので、実際に訪問して完成品や完成途中の製品を見せてもらった上で、ご判断して依頼されればいかがでしょう。
出雲屋では、桐たんすの傷み具合はそれぞれ異なるので、実際にその桐たんすを拝見し、ご提案・お見積もりした上で、ご依頼を承っております。
仕上がりは、現役の伝統工芸士の資格を持った熟練した職人が行います。お客様にはその仕上りを大変喜んでいただいております。

リメイク(洗い)の費用は、どのくらいかかりますか。

リメイクの費用については、桐たんすそのものの傷み具合、通常仕上げのもの、漆仕上げのもの等、大きさ・仕様により大きく異なります。
洗いだけでなく修理も含めて、通常仕上げのもので15万円からとお考えいただければと思います。またご希望により唐紙や金具の新品への交換も承っております。
過去には、本当に傷みの激しいものもあり、形見分けという事情で断りきれず新品が購入できるほど掛かったケースもありましたが、お客様には大変喜んで頂きました。
後は、仕上がりで判断して頂くしかないと思います。他社でされて再度当社に依頼頂くケースも年に数件あります。
桐たんすのリメイク(洗い)は、依頼先によって仕上がりが随分違うのも事実です。どうぞ、事前に確認されることをお勧めいたします。

桐たんす以外の古い家具の再生もお願いできますか?

ご依頼の製品を拝見しなければ判断できませんが、今までに古い水屋(食器棚)や小たんすを再生した実績はございます。
現在ではなくなってしまった味わい深い手打ちの鉄金具の付いた漆塗りの小袖たんす(チェスト系)の修復依頼が増えて参りましたので、工房内にて室を設置し、外注はせず、出雲屋にて仕上げまで一貫して受け賜っております。
詳細については、お問合せください。個別にご相談させていただきます。

経済産業大臣指定伝統的工芸品 経済産業大臣指定

経済産業大臣の認定を受ける検査に合格した本物の証である伝統的工芸品として、その製品にのみ貼付される伝統証紙(伝統マーク)で「伝統を誇る手作りの証」です。この伝統証紙が付いた品を、お選びいただければ、安心してお使いいただけると存じます。

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