本物の総桐たんすの見分け方
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「名古屋桐たんす工房 出雲屋」では、総桐たんすや総桐チェストなどをご覧頂ける
工房型ショールームを併設しております。
お嫁入りやお家使いで総桐たんすの購入をご検討されている方はお気軽にお問い合わせ下さい。ご希望により工房見学も承ります。【要 事前予約】

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「本物の総桐たんすの見分け方」
 一言でいうと桐たんすといっても、現在では様々な種類の桐たんすが出廻っています。
大きく分けると、

① 昔ながらの職人により手造りにより、伝統的な製作方法で製作されている本格的な総桐たんすであること。=本物の総桐箪笥


② 機械化による加工技術の進歩によって製作された量産加工品。素人では、外見からでは先ず見分けはつかない類似品です。その多くは、桐たんす本体の芯材に合板(べニア)を使い、その上に薄い桐材を貼った名が多いのですが、又、近年では桐の無垢板を使用してはあるものの継ぎ目がタボ構造の量産形式による製品もあり、桐たんす本来の特長を損なうと同時に、先々における狂いやゆがみ等の注意が必要です。むしろ、後者の品の方が、後々メンテナンス時に再生するのが難しい場合もあります。


③ 通信販売等で盛んに本物のように宣伝されている製品。材料・造りなど本物と比較すれば明らかに品質が異なるもののカタログ等の写真だけでは素人には判別しにくい品。これは桐箪笥の気密性による様々な特長を、殆ど有していないので全くお奨めしません。


 
 ②と③の部類の品は、先人の職人が築き上げた桐たんすの良さを間違った概念にて現代の消費者に認識させるものであり、量産技術がなかった当時では考えられなかった品が数多くで出廻っているのが現状です。その一方で、伝統技法に基づいた製品が職人の高齢化や販売力の無力さから衰退の一途を辿っており、やがて50年程前には当り前のようにあった本物の総桐たんすが消えて行くのは大変残念な限りです。時代と共に桐と云う言葉だけが独り歩きしてしまい、桐であれば何でもOKと云う乱暴で安易な考えが広まることにより本来の桐たんすの概念がないがしろにされていることに危機感を覚えます。その点に留意し、桐たんすは決して安くはない品であり一生ものですので、見た目、価格だけでは判断せずに間違いのない品をお選び頂きたいと存じます。

本物の総桐たんすの見分け方

出雲屋の総桐たんすには伝統的工芸品指定を受けている証である「伝統証紙」が貼付されています。

 現在では、手造りの本物の総桐たんすを購入したつもりでも、量産メーカーが機械加工で製作した類似品であることが本当に多いのが実態です。弊社のように、手造りにこだわってきた桐たんす屋から見ると、総桐たんすの本質を損なう類似品は、お客様にとっても大切な衣類が湿気によるカビや虫喰いによって被害にあってしまった等の高い代償になりかねないと考えております。その被害の多くは、機械化された量産品の桐タンスに因るものであり、例えば通販を主とする製品(これは、素人でも判別できますが)や外見は殆んど本物と区別がつかず、たんす本体が合板でできており、その上に桐の薄い板を貼った製品であり、 総桐たんす本来の特長や将来の洗い(修理・再生)に対応できない品が、本物の総桐たんすと称して混在し数多く流通しているので購入の際には注意が必要です。少し乱暴な表現になりますが、このような桐たんすの類似品を購入をするのなら、品質の良い通常の一般的な整理たんすも検討されることもありかと思います。

祖父母から大切な品は桐の箱や箪笥に保管するように言われたことはありませんか?

 世の中に何事も完全と云えることはありませんが、やはり造りの良い桐たんすは、日本の高温多湿の気候風土において大切な品をカビや湿気から守ってくれます。そこで本物の総桐たんすを選ぶ際の一つの目安ですが、伝統的な砥の粉仕上げの品においては、

・まず第一に、国の伝統的工芸品指定を受けている製品(「伝統証紙」が貼付)かどうかが本物の総桐たんす購入の確かな品選びの一助になると考えます。

・第二には、その中でも製品自体の品質が高いかどうかの判別(予算・仕様にも因る)になります。そして、何よりも専門的な知識を持っている販売員のいる店や製造元との出逢いでしょうか。

現在では、桐たんすの間違った概念を与えてしまいかねないような品が、残念ながら総桐たんすとして誤った認識のもと販売されているケースもあるようですので充分にご注意下さい。

類似品である機械加工による量産品の桐たんす(他社製品)の例

外観

【外観】
(金具を取り洗った後の
状態)

外観は立派な総桐たんすに見えます。
しかも胴丸型だからより見栄えもいいが・・・

内装

【内装】

衣装盆を入れ込む内部を見ても素人の方には内部にベニヤ(合板)が使ってあることなど全く分かりません。

天板

【天板】

例えばたんすの天板をはずしてみると 総桐たんすと思っていたのに・・・
しかもカラーボックス並みのダボ構造、側板も同様のベニヤ(合板)の張り合せ構造です。

たんすの重ね合わせの部分

【たんすの重ね合わせの部分】

天板と側板が組んであるので桐の一枚板を使ってある本物と思っていました。ですが、よく見ると重ね木の部分で張り合わせの部分が隠してあります。
ごまかす技術(機械で)もここまで進歩しています。

たんすの裏板の部分

【たんすの裏板の部分】

桐板だと思っていると、(ベニヤ)合板に桐の薄い板(シート)を張ったものでした。クギは「木クギ」ではなく、よく見るとプラスチック製のものが使われていました。

特徴

【特徴】

このような製品では総桐ではないので、本来の特長である湿気やカビから着物などを保護することもできませんし、万一の火災の時にもすぐに火が回ってしまいます。又、再生(洗い・修理)なども難しい(できません)。伺ったところ、100万円以上で購入されたそうです。着物の事を考えると、本物を見極めて間違いのない品をお選び下さいと願うばかりです。

※ この製品は、他社製品の修理依頼品です。

一般の消費者では、完成品になると見た目から判断することが分からないので、真偽の判別が難しくなってしまいます。類似品を選ばない為にも、購入前には、是非一度、当社直営工房型ショールームに連絡の上ご来店下さい。
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総桐たんすができるまで

桐材選びから材料の適切な管理

  • 渋抜き、乾燥

    当社では、創業以来長年お取引をさせて戴いている桐材専門会社より、当社製品向けに厳選された桐材を供給して戴いております。その中から、当社職人が一本一本材料を見極めて製材加工を行っております。製材した桐材は、すぐに使えるものではないので数年の間、材料を寝かして風雨に充てアク抜き自然乾燥を行い、今後親子三代に亘ってお使い頂ける桐たんすとして使用に耐え得る状態にした材料にて製作に取り掛かります。製作技法だけではなく、材料そのものの目では見えない部分にまで、手間を掛けて仕上げています。これは手造り料理の下こしらえの大切さと言えば、お分かり易いでしょうか・・・
    この手間暇が、長期間に亘り総桐たんすとしてお使い頂く上での昨日仕入れた材料をすぐにでも使う量産品とは大きく異なる点のひとつです。

製作技法のひとつである蟻組み技法のご紹介

  • 蟻組みとは?

    蟻組接 ありぐみつぎ
    板と板を直角に接ぐ方法の一つで組み手のホゾに蟻形の傾斜面を付け接合すると、締まる力が働き、外れ難い耐久性が増した強固な組み手になります。
    主に本体の天板と胴板の組み手に採用しております。

    包み蟻組接 つつみありぐみつぎ
    蟻組みの一種ですが片側(前面)からは蟻形の組み手が見えないように、片側(側面)からは何枚組かの蟻形が見える構造。
    主に引き出しの前板と側板はこの包み蟻組みを採用してます。

  • 天板 蟻組み
  • 引き出し 包み蟻組み
  • 経過すると変化する桐の性質を考えた造り

    経過すると変化する桐の性質を考えた造り

    産地によって柾目材の活かし方は異なりますが、名古屋桐箪笥においては、桐材の丸太から特に年輪の間隔の細かな柾目部分を選び伝統的な剥ぎ合せ加工した細く整った柾目材を表面材として使用しています。こういう手間を掛けることにより、他産地では余り見られない柾目の細かく整った優美な総桐たんすが仕上ります。尾張名古屋地方は、江戸時代から芸どころと云われ、お茶やお花等の芸事が盛んでもあり、それに伴って艶やかな名古屋友禅等の衣装文化も発展し、それが道具類にも波及して行ったものと考えられ桐たんすもその影響を受けているのかもしれません。名古屋人は普段は保守的で質素ですが、冠婚葬祭は派手という特性は、以前に植木等さん主演の「名古屋嫁入り物語」でTVドラマ放映されたことからも推察されるでしょう。今では、様変わりですが・・・

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総桐たんす 製作工程

総桐たんす 製作工程
  • 後世に残る真面目な製品づくり

    約四百年前の名古屋城築城の折りに集まった優れた職人たちを、
    その礎と国や愛知県の伝統的工芸品でもある名古屋桐箪笥。
    出雲屋はこの匠の技の歴史を汲み誕生しました。以来、桐たんす一筋。

    私たちは名古屋桐たんすが持つ優美な意匠を最大限に活かす
    丹精込めた製品造りをすすめています。
    親から子へ。子から孫へ。
    代々受け継がれ、末永く愛される逸品をお届け致します。

  • 1.造材

    1.造材

    経験豊富な職人による厳選された桐材を2~5年程の期間、自然乾燥を施し十二分に木のアクを抜き乾燥させることで製品になってからの箪笥の狂い、変色を少しでも防ぐ事を考えて行っています。乾燥させている期間中は、常に一定の間隔で職人が見廻り管理しています。
    多くの量産品は、この手間のかかる作業を効率化の名のもとに省かれているところもあるようです。

  • 2.木取り

    2.木取り

    桐材の木目の状態を見て判断し、使用部分に応じて板を切断後、仕上りを想定して木目を揃え、幅合せをしていきます。
    頭の中に図面が入っているような経験を伴った熟練した職人のみが行える作業です。

  • 3.狂い直し

    3.狂い直し

    自然に乾燥させた桐材を火にあぶる作業をして板の反りやひずみを修正していきます。
    夏場にはつらい作業ですが、製品の仕上りに大きく影響するので手の抜けない工程です。

  • 4.はぎ加工

    4.剝ぎ(はぎ)加工

    何枚もの板を剥ぎ合せて1枚板を造ります。部材の剥ぎ面を垂直に削った後、接着剤を塗り、紐、締め金具を使って固定、自然乾燥させます。
    伝統的な製作技法の一つです。

  • 5.本体加工

    5.本体加工

    寸法にあわせ切断、削り、仮組み加工の後、接合部を接着し木釘を打ち込んで固定していきます。
    伝統的な製作技法である水引きや木殺しなどの技法を使います。

  • 6.引き出し加工

    6.引き出し加工

    枠組みを製作し、底板に木釘を打込み組み立てます。
    引出し枠組みを蟻組み技法で製作し、板に合わせて木釘を打ち込み組み立てていきます。
    当社では、よりしっかりとした桐箪笥造りのために木釘にもこだわり、長年の使用に耐え得るよう既製品ではなく自分たちで製作した木釘を使っています。

  • 7.仕上げ加工

    7.仕上げ加工

    当社では伝統的な仕上げ方法の場合は木地全体を調整した後、うづくり(かやの根を束ねたもの)で磨き、木目立てをします。そして、やしゃぶし液(矢車附子の実を煎じた液)に砥の粉を混ぜた液を塗り、色つけと目立てを重ね、最後にロウで磨く事により、ツヤを出して防汚処理を施しております。しかしながら、最近では、このような手間を省くために桐たんす用の合成塗料を使用している事業所が多いのが実態です。(販売時には、伝統的な材料で塗装していると説明しているケースが多い)
    またその他の仕上げ方法として、使用目的に合った摺り漆仕上げや独自の自然塗料仕上げもしております。
    ご来店時に、ご相談下さい。

  • 8.金具付け

    8.取手金具の取付け

    完成した総桐たんすに、最後の仕上げに取手金具をひとつずつ取り付けていきます。
    金具の種類は品質も含めて多種多様ですが、その総桐たんすの型に相応しい金具を選び、ひとつずつ丁寧に取り付けていきます。

  • 9.最終点検・出荷準備

    9.最終点検・出荷準備

    完成した総桐たんすを仕上げた職人と販売担当者が二人の目で確認し、納期に合わせてお届けの準備を致します。

本物の証しである伝統的工芸品の総桐たんすを造る

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